大規模な土砂災害が起きた広島市安佐南区八木地区に緊急消防援助隊を派遣した、愛媛県の八幡浜地区消防本部と大洲地区広域消防事務組合消防本部が２日、組合長の八幡浜、大洲各市長に活動報告し、地元でも起こり得る災害の恐ろしさや備えの大切さを市民に伝えていく決意を語った。 八幡浜消防は８月２１～２７日、四国で唯一配備されている震災工作車などとともに、３次にわたって延べ１６人を派遣した。八幡浜市松柏の本部であった解隊式後、第１次後方支援部隊長の矢野陽一さん（４７）は「土が水分を含んで歩きにくい上、手作業で体力的に厳しかった」と現地での活動を説明。「災害が少ないと思われる八幡浜でも起きる可能性がある。早めの避難を市民に呼び掛けていきたい」と語った。
↧