愛媛県今治市大三島町口総の万福寺で31日、「しまなみ落語まんぷく寺寄席」があった。落語家の桂春蝶さんと月亭方正さんが高座をつとめ、約170人が巧みな話芸を楽しんだ。 多くの人に寺を身近に感じてもらおうと、2009年から落語やクラシックコンサートなどを開いており、今年は「瀬戸内しまのわ2014」の民間企画イベントとして寄席を企画した。 テレビタレントとしても活躍する方正さんは「万福寺で落語をするのが子どものころからの夢でした」の第一声で会場を沸かせた後、演目「手水(ちょうず)回し」を披露。万福寺での落語が3回目の春蝶さんは「地獄八景亡者戯」を演じ、本堂は大きな笑い声に包まれた。
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