愛媛県伊予市の死体遺棄容疑事件で県は29日、死亡した少女の家族と、逮捕された無職の女の双方から事件前、相談を受けていた中央児童相談所(松山市)の対応を検証する庁内チーム(9人)の初会合を県庁で開いた。中央児相に事実関係をヒアリングし、児相内での連携の在り方などの検証を進める方針だ。 県内の三つの児相や県子育て支援課、保健福祉課などの幹部が非公開で協議した。検証のポイントは、児相と関係機関の連携の在り方に問題はなかったのか▽なぜ被害者の置かれている状況に関する情報が入らなかったのか▽児相の対応として、さらに踏み込んだ対応ができないか―の3点。 県によると、協議では、出席者から、中央児相で被害者家族と加害者に別々のグループが対応しており、内部での連携の検証を求める声が上がった。
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