大規模な土砂災害に見舞われた広島市の避難所で、夜間診療に当たった日赤愛媛県支部の救護班9人が29日、松山市文京町の松山赤十字病院で「心のケアやサポートが必要」と活動を振り返った。 医師や看護師ら9人による救護班は27日に広島市に入っていた。午後5時~午前9時、安佐南区などの小学校3カ所を巡回し、避難の長期化に伴う不眠や頭痛を訴える住民31人を診療したという。 活動を終えた救護班は29日夕に帰着。救護班長の白石猛医師(46)=臨床腫瘍科=は「避難所での慣れない生活でおなかをこわしたり、眠れずに睡眠薬の処方を求めたりする住民が多かった」と報告した。
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