第17回俳句甲子園記念シンポジウム「俳都松山宣言―十七音が世界を変える」が25日、愛媛県松山市道後公園の市立子規記念博物館で開かれ、約500人が参加した。松山市主催。 初めに日本文学に通じ俳人でもあるラーシュ・ヴァリエ駐日スウェーデン大使が「世界から見た俳句の魅力」と題し基調講演。スウェーデンでは1999年に俳句協会が設立され、俳句が親しまれていることなどを紹介した。 60年代にスウェーデンの詩人が俳句や短歌を翻訳したころは、「教養の高い人にしか詠めないという印象があった」と説明。その印象も徐々に薄れ、「現在、ヨーロッパと日本の俳人の交流が活発になっている。スウェーデンへ来て季節を感じ、交流してほしい」と締めくくった。
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