機動性に優れたマウンテンバイク(MTB)で、火災や災害現場の情報収集や避難誘導を行う「消防活動二輪車隊」(MTB隊)が25日、愛媛県の八幡浜地区消防本部に発足した。県内では上島町消防本部に次いで2例目。 市内にある国内屈指のMTBコースを活用して地域振興を進める八幡浜市に、MTBメーカーのスペシャライズド・ジャパン(神奈川県)が自転車の寄贈を提案。市内を管轄する八幡浜地区消防本部は土砂崩れなどを想定して2010年に自動二輪車の「赤バイ隊」を発足させており、燃料不要のMTBを配備することで、さらに機動力を高めることにした。 25日はスペシャライズド社の望月秀記社長(46)が同市松柏の同消防本部を訪れ、29インチの6台と専用ヘルメットを贈呈。「八幡浜を皮切りに、消防活動でも全国にMTBが普及してほしい」と活用を呼びかけた。
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