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四国過疎地の公共交通 総務省実態調査

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 総務省四国行政評価支局は20日、四国の過疎地域での交通手段確保の実態調査結果を公表した。愛媛県西条市と高知県いの町など県境をまたいで生活圏となっている地域での公共交通の整備について、国土交通省四国運輸局などが支援や助言するよう提言している。 国交省によると、四国では駅やバス停から離れた公共交通空白地域に住む人は37万8000人。うち愛媛は最多の11万8000人。 調査は、総務省が四国の95市町村から35市町村(愛媛は8市町)を抽出して自治体や事業者、NPO法人に聞き取りした。 報告書では、西条市側には川来須を終点とする路線バスがあり、いの町側には町社会福祉協議会による有償運送があるものの、県境となる国道194号の寒風山トンネルを含む8.5キロの区間が「空白」となっていると分析。いの町最北部の本川地区にとっては、西条市が日常生活の拠点で「交通弱者に不便な状況」とした。

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