新居浜工業高等専門学校(愛媛県新居浜市)の奇術部がこのほど、お手玉愛好者団体「日本のお手玉の会」(事務局・同市)に加盟し、通算69番目の支部となる「新居浜高専奇術部支部」が誕生した。会によると、学校の支部登録は初めて。 奇術部は2004年度に愛好会として発足し、07年度に部へ昇格した。現在部員は15人。お手玉の会は1992年に発足し、新居浜高専の奇術部を含めて全国で46支部が活動している。会員は千人を数えるが、高齢化が進んでおり「若者の加入は他支部の刺激になる」と加入を勧めた。 本年度、同会は文化庁の「伝統文化親子教室事業」に採択され、奇術部員が講師となって子どもにお手玉を教えている。工藤彬将部長(19)は「今後は支部の一員としてお手玉を広める役割が求められる。子どもや同級生に教えて部員も増やしたい」と意気込む。
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