江戸時代から昭和初期の商人文化に親しんでもらおうと、愛媛県伊予市郡中地区で使われた茶道や書道、華道の道具が同市湊町の介護事業所で展示されている。入場無料で、2015年6月30日まで。 江戸時代から問屋や酒造業などを営む商家だった正岡典子さん方では、自宅の蔵に当時の品を多数所蔵。11年12月からテーマを決めて一部を事業所内で公開している。 5回目の今回は、習い事に用いた道具約300点を展示。地元の江山焼の茶道具や、伊予絣(かすり)の布団、子どもたちが寺子屋で練習したとみられる習字が並ぶ。字の横にてんぐの落書きがある書もあり、商家の子どもの様子がうかがえる。
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