松山全体のまちづくりや都市デザインを一体的に進めるため松山市都市再生協議会が執行機関として2月に設立した松山アーバンデザインセンター(UDCM、センター長・羽藤英二東京大学大学院教授)が、同市湊町3丁目の民間ビルに拠点を構え、10月中に本格的に業務を始めることが13日、分かった。 市都市デザイン課によると、入居するビル1階を市道に面した開放的な多目的スペースとし、まちづくり情報の発信や大学生ら対象の授業などを実施。2階に事務所とラウンジを構え、副センター長で愛媛大アーバンデザイン研究部門長の新階寛恭教授ら4人が常駐し、調査研究を行う。 市道を挟んだ西側の民有地は、芝生を張った「みんなのひろば」(仮称、約290平方メートル)として整備し、来訪者がくつろげるようミニ噴水や休憩スペースを設置。10月中に利用開始し、中心市街地のにぎわいに効果があるか2016年2月まで検証する。
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