伝統芸能を通じて表現力を培ってもらおうと、小学生狂言教室が30日、愛媛県松山市堀之内の市民会館であり、1~6年生15人が発声や舞などに挑戦した。 市文化・スポーツ振興財団の主催。大蔵流狂言師の古川道郎さん(62)=同市千舟町4丁目=を講師に招き、8月11日まで計5回にわたり日本の古典芸能に親しむ。 初回の30日は、おなかから声を出す発声方法や、上体を動かさずにすり足で歩く基本動作を練習した後、一人一人が扇を手に持ち、舞に挑戦した。児童は真剣な表情で謡いの声とともに扇を上下に動かしたり、前後や斜めに足を運んだりして発声や所作を懸命に覚えていた。
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