25日からモンゴルで開かれるレスリングのアジア・カデット(17歳以下)選手権の男子グレコローマン63キロ級に、愛媛県北条高3年の高石晶が出場する。競技歴2年余りでつかんだ初の国際大会へ「日本代表の自覚を持って、メダル獲得を目指す」と意気込んでいる。 高石の強みは、豊富な体力と粘り強い組み手による接近戦。代表選考を兼ねた4月の全日本ジュニア選手権では終盤のポイントで強豪を次々と破った。準優勝を果たし、男女計30人の代表に入った。 競技を始めたのは高校から。「常に一生懸命。手を抜くことがない」(土居克也監督)というひたむきな練習姿勢で着実に成長した。筋力トレーニングも積極的に行い、体重は約10キロ増えた。
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