愛媛県内の林業の視察のため来日したベトナム農業農村開発省森林総局のカオ・チ・コン副総局長が30日、県庁を訪れ、中村時広知事と意見交換した。 コン副総局長は国際協力機構(JICA)が主催する研修の一環で職員ら10人と共に来県。8月1日まで滞在し、県から森林環境税の運用について説明を受けるほか、間伐現場や木造施設などを見学する。 今年1月に県内経済団体に同行してベトナムを訪れた中村知事は「ベトナムからの技能実習生を増やそうと取り組んでいる」と歓迎。コン副総局長は「生産しているものの品質が低く、ほとんどチップにして輸出している。逆に建築木材は輸入している」として品質向上のために苗生産や伐採などの技術を学びたいと語った。
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