四国4県で国際理解教育を考える研究協議大会が30日、愛媛県松山市であった。国際協力機構(JICA)県国際協力推進員の藤田かおりさん(40)は、難民について学ぶワークショップを実演した。 内戦から逃れる際に持ち出す物を三つだけ選ぶ質問には、食料や薬、お金などが挙がったが、藤田さんは「切迫した状況で大量の食料を持ち出すのは難しく、お金も他国では使えない」と解説。 「欲しい物を生徒に聞けば、ゲームやアイドルの写真と答えるだろう」と推測し「世界には難民生活を余儀なくされている人が今もいて、欲しい物は全く違うのだと伝えてほしい」と語った。
↧