愛媛大学山岳会(梶原勇機会長)が石鎚山系の堂ケ森(1689メートル)頂上に近い避難小屋のそばに環境配慮型トイレを新設し、1日から利用を開始する。保井野登山口(西条市)から石鎚山へ縦走するルートはトイレがなく、会は「気兼ねなく堂ケ森に登山客が来るようになれば」と期待している。 山岳会によると、トイレは木造平屋約4平方㍍、男女兼用で便器は一つ。おがくずなどの菌床と汚水を専用機材でかき混ぜて発酵させる仕組みで、くみ取りの必要がない。年間約500人の利用を見込み、維持管理のため利用者に使用料100円の協力を呼び掛ける。
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