「今すぐ申請撤回を」「福島と同じことを伊方で起こすな」―。四国電力が原子力規制委員会に伊方原発3号機の再稼働を申請した8日、愛媛県松山市の四電原子力本部前では若者からお年寄りまで県内外の約50人が抗議の声を上げた。 寄せられた申し入れ書や抗議文は約60通。全員が一度に敷地内に入るのを拒まれたため、一人ずつ四電担当者と向き合った。「八幡浜・原発から子どもを守る女の会」の斉間淳子さん(69)は「事故が起きれば故郷を失うのは私であり子であり孫かもしれない。不安が日々大きくなっている」と声を震わせた。
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