避難が困難な患者や高齢者らが生活する病院やグループホームの火災への対応力を高めようと愛媛県八幡浜市松柏の八幡浜地区消防本部で5日、防火講習会があった。同市や伊方町にある9施設の職員約30人が講義や訓練を通じて初期消火やけが人搬送の手順を学んだ。 2013年10月に福岡市で患者ら10人が死亡した医療施設での火災などを踏まえて初めて実施した。 訓練は、シナリオが示されない中で行われ、「指揮者」役の職員が、刻々と変化する火災の状況に応じて消防への通報や消火器使用、けが人の搬送などを周囲の職員に指示していた。
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