古い建物の価値や有効な活用策を学ぶ「おうちの相続相談会」が5日、伝統的な日本建築が多く残る愛媛県松山市三津2丁目であり、地域住民らが古民家の価値を再認識した。 松山市に拠点を置く住まい教育推進協会が主催。協会副理事長で古民家鑑定士の川上幸生さん(47)は「木造住宅は築25年になると、販売時に土地の値段しか付かないケースが多いが、大工が伝統工法で手間暇かけた建物はゼロ円ではない」と強調した。 不動産コンサルティングなどを行う中小企業診断士の向井重樹さん(53)は「家の価値は、家の持つ雰囲気などにも左右され、年数だけでは決まらない」とし、鑑定士による調査を提案した。
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