次期知事選で自民党県連が中村時広知事への出馬要請を決めたことに関し、県連会長の塩崎恭久衆院議員(1区)が3日、愛媛県庁で会見した。県選出党国会議員団6人の総意として、納得や了承はしていないと強調し「正式な出馬要請は当面凍結する」と述べた。 塩崎氏は、2日に東京であった竹田祥一幹事長ら県連執行部との会合での合意内容として、正式な出馬要請は当分の間、棚上げし凍結▽中村知事と自公政権との関係正常化への一層の努力▽行き違いの生じた県議団と国会議員団の関係修復に竹田幹事長が努める―の3点を挙げた。 また「出馬要請というのは古い発想」との意見が複数の国会議員から出たと説明。「今、正式要請すると国会議員団と県議団の関係が一層、難しくなるとの声があり、知事選の話をする段階にはない」と語り、中村知事と自公政権のしこり解消を優先する姿勢をみせた。
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