海上交通と家畜の守り神として知られる愛媛県今治市波方町宮崎の御崎神社で1日、「畜産合同祈願祭」があり、関係者が牛や豚の順調な成長と畜産経営の安定を願った。 JA越智今治(今治市)管内の生産者ら20人が参列。境内に鎮座した青銅、石、菊間瓦製の3頭の牛が見守る中、代表者が順番に玉串をささげた。 祈願祭に続きJA全農えひめの担当者が「畜産物価格は好転しているが、飼料や子牛価格の高騰が続くなど情勢は厳しい」と報告。JA越智今治肉用牛部会の本宮環部会長(60)は「消費者においしい肉を食べてもらうことを励みに、この難局を乗り切りたい」と話した。
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