愛媛大は2日、地球深部ダイナミクス研究センターのセンター長入舩徹男教授(59)=高圧地球科学=が、オーストラリア地質学会が基礎地球科学の発展に優れた貢献をした研究者に贈る「リングウッド賞」を受賞したと発表した。入舩教授は2人目の受賞者で、日本人で初めて。 愛媛大によると、同学会が2012年にオーストラリア国立大の地球科学者、故アルフレッド・エドワード・リングウッド教授の業績を記念して創設した賞で、国際的に著名な研究者1人に毎年贈呈している。 入舩教授は1984~87年、オーストラリア国立大で研究。帰国後も、リングウッド教授が亡くなる93年まで共同研究した。エックス線を用いて、マントルの構造やプレートの動きといった地球内部の現象を精密に解明したことなどが評価されたという。
↧