愛媛県松山市安城寺地区の秋祭り行事「川狩り」の体験学習が30日、地元を流れる久万川沿いの専用施設であった。久枝小学校の4年生約110人が地域の伝統や環境保護への理解を深めた。 川狩りは石段の下で動かなくなったみこしを川で洗い清めると、上ることができたという言い伝えに由来。久万川で行われていたが、生活排水による水質悪化で1967年を最後に途絶えた。地元の強い要望で県が川沿いにプールを整備し、2000年に復活。体験学習は川狩りの歴史を知ってもらおうと04年度に始まった。 児童は事前に祭り保存会「安勝会」のメンバーから歴史を学んだ。クラスごとにペットボトルで作った高さ約1.5メートルのみこしに「川をきれいに守れますように」などの願いごとを書き込んだ。
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