愛媛県愛南町と宇和島市、高知県宿毛市にまたがる篠山(1065メートル)に自生するアケボノツツジの後継樹を育てようと、愛南町正木の篠山小学校児童が30日、篠山中腹にアケボノツツジの苗木を植えた。 アケボノツツジは山頂付近の尾根沿いに群生。近年は花芽が減少し後継樹も育っておらず、全体の衰退が心配されている。植樹は日本造園建設業協会四国総支部が企画した。 30日は、同校5、6年生9人がアケボノツツジの特徴や植樹の意義を教わった後、造園会社社員らとスコップを手に作業。葉や根を傷めないように気を配りながら、一株一株手で植えていった。園地は高さ2メートルの鹿よけネットで囲い、根が定着するまで定期的に水やりなどを行う。
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