海事関連企業の人材育成に取り組む今治地域造船技術センター(会長・瀬野孝雄今治造船常務今治工場長)の初級研修修了式が30日、愛媛県今治市波方町樋口の波方公民館であり、12社の新入社員ら48人が業界を担う技術者としての道を歩みだした。 研修は2005年から毎年実施。研修生は約2カ月半、ガス切断や溶接、クレーン操作などの基礎技能を実地で学んだ。 修了式では、新来島豊橋造船(愛知県豊橋市)の下田哲志さん(19)が「センターでの教えを糧に、船を造る喜びや仕事の厳しさを体験しながら、さらなる技術の向上に努めたい」と抱負を述べた。
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