JR新居浜駅周辺整備事業で、愛媛県新居浜市が公募していた駅前広場のモニュメント候補作品5点の模型展示が24日、同市一宮町1丁目の市郷土美術館で始まった。7月10日まで。 作品は「あかがねの恵み―希望―」をテーマに、幅8メートル、奥行き4メートル以内で、憩いやにぎわいを生む空間の「未来」を表現した。昨年12月から今年2月にかけ、全国から募集のあった116点のうち、1次審査で大学教授や市職員ら審査員9人が5点を選んだ。 会場には縮尺10分の1の模型を展示。かつて製錬所があった四阪島(今治市宮窪町)の象徴だった大煙突や、新居浜市東平に残る貯鉱庫跡をモチーフにしたオブジェ、住友別子鉱山鉄道の軌跡をレールに見立て山の尾根や海にたとえたものなど、銅やれんが、ステンレスを素材に、新居浜発展の源流を表現した作品が並ぶ。
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