感染力の強いキウイフルーツかいよう病「Psa3系統」が愛媛など国内で発生している問題で、農林水産省は25日、感染ルート特定のために調べていた輸入花粉や苗木などの検体のうち、一部からPsa3系統の細菌を検出したことを明らかにした。 東京・霞が関の本省で植物病理学の専門家らを集めた対策会議後、同省の担当者が報道陣に説明した。県内では「花粉が有力」との見方も出ているが、農水省は「感染源と断定できるだけの十分な根拠を得られていない」として、検体が輸入花粉かどうかの明言は避けた。感染ルートなどの解明に向けて「引き続きデータを収集する」と述べた。 県によると、キウイフルーツかいよう病は果実には発病せず、食べても人には影響しない。
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