全国果実生産出荷安定協議会(事務局・日本園芸農協連合会)は17日までに、温州ミカンの2014年産県別生産目標を策定し、愛媛の目標量を同じ裏年の12年産実績より1万8080トン(13.9%)多い14万7980トンとした。 愛媛の目標量のうち、国内生食用は11万5870トン、果汁など加工原料用が2万510トン。県別順位は和歌山の16万7680トンに次ぐ2位。 農林水産省が調査した全国の予想生産量は89万トン(12年実績比5.2%増)で、予想需要量94万トンを下回る。農水省園芸作物課は「近年の消費者の好みを踏まえると低品位では安定した価格は望めない。高品質果実を生産することが重要」と指摘した。 JA全農えひめ(松山市)は「生育状況は平年並み。花の量は全体的に裏年にしては多めだが、東中予で裏年傾向が強い」と説明。7月10日にJA別の配分を決める。
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