宇和島海上保安部と県南予地方局、愛媛県宇和島市は17日、市内の坂下津や大浦などで放置船パトロールをした。宇和島海保が港湾管理受託している市と合同で行うのは初めて。 放置船は津波発生時に漂流で被害を拡大することなどが懸念されている。2013年に宇和島海保が管内の漁港などで指導した船は15隻で、うち船舶名・番号を消すなどした悪質な4隻を検挙した。 弁天町2丁目の海保船艇基地で行われた出発式には15人が参加した。海保職員ら5人が監視取締艇「けんたうるす」に乗り込み、放置船を調査。雨の中、約2時間半で長期間係留しているとみられる小型船28隻を確認し、うち3隻に廃船指導票を貼った。連絡がない場合は、宇和島海保が海洋汚染・海上災害防止法違反容疑で検挙する。
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