昔ながらの投網漁法で捕ったアユの重さを競う大会が15日、愛媛県松山市西垣生町の重信川であり、愛好家ら約120人が川面に網を投げ大物を狙った。 大会は重信川漁協がアユ漁解禁後に毎年催している。本多義雄組合長によると、重信川ではアユの友釣りを禁じており、投網が伝統的な漁法という。 15日は水温22度で日差しも柔らかく、コンディションは良好。ウエットスーツやサングラス、麦わら帽子などを身に着けた愛好家が勢いよく網を放ち、アユを捕らえていた。 松山市東方町、自営業荒屋敷吉太郎さん(61)は「広がるように網を投げるのが難しいが、コツコツと網から伝わるアユの感触が楽しみでやめられない」と笑顔を浮かべていた。
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