格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)の松山(愛媛)―成田線就航から11日で1年が経過した。今年2月には関空線を開設したピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)も参入。LCC効果で、松山空港の利用者が増えるなど需要の拡大につながっている。 10日正午すぎの松山空港。東京の親族を訪ねる新居浜市の会社員上坂行逸さん(58)は、初めて購入した片道約6000円のジェットスター航空券を手に「入力作業はスムーズにできた。目的地は羽田の方が近いけど、安いから」と話した。 ボランティア活動のためLCCを乗り継ぎ北海道に向かった今治市の主婦(73)も「航空券が安ければお土産代に回せる」と笑顔。就職活動で利用する人の姿も見られた。
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