愛媛県西予市城川町下相のギャラリーしろかわは10日、7月19日から開催する「第20回全国かまぼこ板の絵展覧会」の入賞作品を発表した。国内外の1万7809人から寄せられた作品9502点の中から、大賞に京都市右京区の無職井上孝史さん(63)の「逃げ出したサイコロの目」が選ばれた。 井上さんの作品はテントウムシをサイコロの目に見立て、2個のサイコロから数匹のテントウムシが動きだしたり、飛び出したりする様子がリアルかつ面白く描かれている。 15年ほど前から欠かさず出品し、過去2回優秀賞に輝いた井上さん。「まさかの吉報で胸が苦しくなるほどの喜びだった。サイコロの赤い『1』の目がテントウムシのように見えた。皆が笑って見られる楽しい絵にしたかった」と話した。
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