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できたての繭ずらり 愛南で養蚕作業

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 ゆらゆら蚕のマンション―。夏本番を思わせる暑さが続く中、愛媛県愛南町唯一の養蚕農家梶田マサコさん(81)=緑甲=方で、生糸の原料となる繭の出荷に向けた作業が本格化している。作業場では天井につり下げられた棚に、できたばかりの真っ白な繭が整然と並んでいる。 梶田さんは約60年にわたり養蚕に従事。近年は毎年春と秋の年2回出荷している。5月中旬に八幡浜市の蚕種会社から体長5ミリほどの蚕を仕入れ、桑の葉を与えて育ててきた。 2日は体長7センチ前後に育った蚕を棚に振り分けた。棚は縦4センチ、横3センチに区切られ、蚕は棚に載せると自然に各区画に収まって、3日ほどで真っ白な繭をつくるという。

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