愛媛県東温市で2011年から試験運行しているバス5路線のうち、新設した山間部の上林線(上林皿ケ嶺登山口―横河原駅前)の運行を9月末で終了し、10月から予約制乗り合いタクシーを導入することが2日分かった。 試験運行は、東温市の補助を受け伊予鉄道(松山市)が実施。市は、6月定例市議会にタクシー会社への補助金などを盛り込んだ補正予算案を上程する。 市によると、14年1月調査で、上林線往復の1便当たり利用者は0.9人。1便当たりの利用者が1人を下回る状態が続く上林、井内両線の継続は厳しいと判断し、地元住民に状況を説明していた。 乗り合いタクシーは、運転手を含め5人乗りで市内業者が運行し、市が赤字を補填(ほてん)する。既存バス停のほか、幹線道路から離れた箇所にも停留所を設定して利用を促す。運行時間や曜日は今後地元と話し合う。
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