文部科学省は2日、愛媛の県立高校(中等教育学校を含む)の耐震化率が65.7%で、5年連続の全国最下位とする学校耐震改修状況調査を発表した。公立小中学校は80.3%で前年から一つ順位を落とし、過去最低の全国ワースト2位となった。 県立高校の耐震化率は前年の61.5%から4.2ポイント増えたが、ワースト2位の神奈川県と3・7ポイントの差があった。 愛媛県教育委員会高校教育課は「2017年度末の100%を目指し、計画的に進めている」と強調。14年度は建て替え6棟、耐震補強47棟を予定しており、完了すれば耐震化率は84.4%に向上するという。 15年度末の耐震化完了を目指す特別支援学校の耐震化率は91.5%(前年比12.3ポイント増)と進んでいる。
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