企業へのデータ登録解除名目で800万円をだまし取られたとして愛媛県四国中央市の50代の無職の女性が20日、四国中央署に被害届を出した。同署は詐欺容疑事件として捜査している。 同署によると、4月10日ごろ、「生活相談所」の職員を名乗る男から女性方に「あなたは複数の企業に登録されている。解除しますか」と電話があった。女性が同意すると「ほかは解除できたが、1社だけ代わりになる人が必要」として別の人物を紹介された。 社員を名乗る男から「あなたの行為は不正入金で懲役15年の刑になる。データ改ざんで助ける。2200万円は準備する。返すから800万円を用意してほしい」と電話があった。信用した女性は4月17日ごろ、市内のコンビニエンスストアから、指定された前橋市の住所に現金を箱詰めして送った。
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