中国四国百貨店協会が20日発表した愛媛県内百貨店2店の4月の売上高は、消費税増税前に駆け込み需要があった高級品や化粧品の販売が苦戦し、前年同月比13.2%減の34億4318万円だった。前回増税後の1997年4月の15.5%減と比べると、反動減の影響は小さかった。 3月は28.3%増と駆け込み需要が大きかったため、3、4月の累計では前年比8.9%増。同協会は「4月は後半にかけてマイナス幅が小さくなった。ゴールデンウイーク商戦は前年を上回った店もあり、予想より落ち込みは少ない」と分析している。 店舗別では、いよてつ高島屋は13.1%減の24億7358万円。食料品が好調に推移したものの、3月に需要の先食いがあった呉服や寝具が43.7%減、化粧品も31.3%減に落ち込んだ。 松山三越は13.5%減の9億6960万円。健康寝具42.1%減、宝飾品・貴金属35.3%減となった。
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