国内初確認のキウイフルーツかいよう病「Psa3系統」で被害を受けた農家支援について、林芳正農林水産相は21日の衆院農林水産委員会で、2月に関東甲信地方などで発生した大雪被害を踏まえて創設した支援策を今回のキウイ病害でも活用し、未収益期間の助成や新品種への改植補助を実施する方針を表明した。 必要な費用は本年度予算に盛り込まれている果樹・茶支援関連対策費69億円の一部を充てる。公明党の石田祝稔氏(比例四国)への答弁。 農相は同一品種への改植には「同一園地や近隣に、感染しやすい品種を植えると再感染の恐れがある」と懸念し、「発生状況を見極め対応する」と留保。被害を受けた木の損害を補償する樹体共済の対象にキウイを加えることには「ある程度のニーズがあれば、来年度からの引き受けへ準備する」との考えを重ねて示した。
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