ブナ原生林が広がる橡尾山(とちおやま、1222メートル)の中腹、四国中央市新宮町馬立で、シャクナゲが見頃を迎えている。県内屈指の群生地で、今年は3、4年に1度といわれる表年。ピンク色の愛らしい花が5月末ごろまで楽しめそう。 市観光交流課によると、今年は咲き始めが例年よりも早い。登山口からスギ林に入り、急勾配の遊歩道をしばらく進むと、若葉がまぶしいブナの原生林へ。ロープ伝いの難所や沢を越えて斜面を横切る道をたどると約50分で群生地に着く。 21日は、前日の降雨で落ちた花もあったが、高さ3メートル以上の木々が斜面のあちらこちらで枝を伸ばし、先には数十の花が咲き誇っていた。
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