愛媛県内主要企業・金融機関13社の2014年2、3月期決算が22日までに出そろった。景気回復や消費税増税前の駆け込みによる需要拡大などで9社が増収。経常利益は9社、純利益は10社で増加した。15年2、3月期の純利益も9社が増益を見込んでいる。 増収の企業では、井関農機(松山市)、三浦工業(同)、ユニ・チャーム(四国中央市)、レデイ薬局(松山市)の4社が過去最高となった。ユニ・チャームは国内で高付加価値のベビー用紙おむつが堅調な上、アジアなど海外販売も拡大。三浦工業は国内外のボイラー販売が好調だった。 金融機関は、伊予銀行(松山市)と愛媛銀行(同)が増収増益。伊予銀は有価証券の利息配当金や売却益の増加、信用コストの減少で、本業のもうけを示すコア業務純益、経常利益、純利益がいずれも過去最高だった。
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