全国有数のかんきつ産地である西宇和地域の担い手確保に向け、愛媛県や市町、JA西宇和などでつくる「西宇和みかん支援隊」が22日、発足した。都市部から短期アルバイターや新規就農者を呼び込み、産地の維持を図る。 東京や大阪で開催される就農相談会やハローワークを通じて情報発信するほか、公共宿泊施設や空き家のあっせん、松山―八幡浜間のシャトルバス運行といった受け入れ態勢の整備を進める。 登録してもらったアルバイターやボランティアによる「援農隊」の結成も計画。就農希望者には、給付金付き研修などにより支援する。 22日、八幡浜市江戸岡1丁目のJA西宇和本店で支援隊発足式があり、隊長に就いたJAの加賀城惣治・常務理事は「いろんな施策を使って西宇和ミカンの産地を維持し、地域活性化の源にしたい」とあいさつした。
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