江戸から明治にかけ、別子銅山の銅の搬出拠点として栄えた愛媛県新居浜市の口屋の歴史を子どもに学んでもらおうと、口屋跡記念公民館は副読本「写真で見るわたしたちの口屋」を製作し23日、校区内の宮西小学校に贈った。 2011年に同公民館開設40周年として宮西校区連合自治会が発行した記念誌を基に、同校区まちづくり推進委員会(20人)が児童向け教材として編集し直した。 副読本はA4判35ページ。口屋や同校の歴史、街並みの変化を年表や写真を使って紹介。地域発展に貢献した初代市長・白石誉二郎ら地元の偉人を取り上げた。昭和に入って口屋周辺の港が埋め立てられ、新居浜が有数の工業都市となっていった様子などが分かる。
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