愛媛県松山市は26日、2013年に松山を訪れた観光客数(推定)は564万2500人(前年比2.2%増)で、NHKドラマ「坂の上の雲」放映効果でにぎわった10年以来、3年ぶりに増えたと発表した。市は広島地域との連携や、旅行会社との商品開発が功を奏したと分析している。 外国人観光客は6万3600人で、前年(3万2000人)からほぼ倍増した。昨年10月のチャーター便運航など交流事業を展開した台湾からは1万2100人が訪れ、前年の5800人から大幅に伸びた。 市は瀬戸内海国立公園指定80年と道後温泉本館改築120年、四国霊場開創1200年の節目が重なる14年を好機として集客を図っている。野志克仁市長は「向こう3年間を見据えた観光戦略を構想したい」とした。
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