松山東雲短大(愛媛県松山市桑原3丁目)は29日、開学50周年を記念した講演会を松山市のホテルで開いた。教職員や卒業生、県内企業関係者ら約140人が短大の役割を考えた。 目白大・同短期大学部の学事顧問で、日本私立短期大学協会の佐藤弘毅名誉会長が「新時代の短期大学の役割と機能」と題して講演。1950年以降、各地で設置された短大の歴史を学生数や規模の推移を交えて紹介した。 佐藤氏は学生数がピークだった93年と比べ、2013年は4分の1に減ったとし「教育や保健分野は減少率が少なく、現在は職業に直結する学部の学生が7割近くを占めている」と説明。「時代の流れとともに、短大の役割も資格中心に変わった」と解説した。
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