愛媛県四国中央市内で介護や医療事業を展開する法人グループが29日、船節の伝統行事が伝わる土居町天満の八雲神社で、施設利用者や住民向けに踊りと唄を披露した。 船節は、天皇丸挽舟御船唄(てんのうまるひきふねおふねうた)と呼ばれる。祭りでみこしを先導していた船を運行する際、歌われていた。現在船は廃れ、地元保存会が10月の秋祭りで唄を奉納している。 29日は、「くりのみグループ」の職員16人が、地域を知り、施設利用者とのコミュニケーションを円滑にしようと、昨夏から練習した船節を披露。太鼓に合わせて船節のひとつ「初春」を歌い、みこ姿の職員が扇などを手にオリジナルの舞を踊るなどした。
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