「婚活」に成功したのはこんな人―。2008年の開設から5年半で300組以上を成婚に導いた愛媛県のえひめ結婚支援センターは5月、悩める男女の背中を押すノウハウがぎっしり詰まった情報「ビッグデータ」を分析し、婚活に役立ててもらう試みを始めた。運営する県法人会連合会によると、全国初の取り組みという。 分析するビッグデータは多岐にわたる。出会いイベントなどの日程を提供している約9400人のメールマガジン読者や、約3500人のお見合い事業「愛結び」登録者の情報のほか、これまでに集めた利用者のアンケートやホームページ(HP)アクセス状況などを加え、データは約150万件に上る。 15年2月ごろをめどに、成功例やアドバイスをセンターのHPや冊子にまとめる。愛媛発の「結婚の指南書」が、当事者の男女や子どものパートナー探しに気をもむ親世代から注目を集めそうだ。 センターは「成婚した人の傾向や失敗例を示し、婚活を頑張っている利用者が自らを見つめ直すきっかけになれば。精神的な負担を減らし、結婚に導いていきたい」と強調。ビッグデータは匿名性が高く、個人情報は保護されるとしている。
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