キウイも救済対象へ　知事要望に農水省

　愛媛県の西条、今治両市で国内初確認のキウイフルーツかいよう病「Ｐｓａ３系統」が発生したことを受け、中村時広知事は１４日、農林水産省に被害農家の支援などを緊急要望した。知事によると、応対した農水省の横山信一政務官は樹体共済の対象にキウイを来年度から含める方向で調整に入る考えを示したという。　果樹共済制度では、かんきつなどを対象に、共済加入者が災害被害などを受けた場合、損害を補償する。同制度の樹体の損害を補償する共済でキウイは対象から外れている。　中村知事は会談で発生の経緯や被害農家の実情を説明。「県も（伐採費補助などの支援を）継続するが、国も支援制度創設を早急に配慮してほしい」と訴えた。