伊方原発をとめる会は2日、愛媛県松山市湊町6丁目の四国電力原子力本部を訪れ、8日の原発の新規制基準施行後に審査を申請する見込みの伊方原発3号機について、再稼働しないよう求める申し入れを行った。 申し入れ書では、伊方原発が中央構造線の直近にあることから「制御棒が全く入らない場合の被害予測は十分に行われていない」と指摘。「福島のような事故が起こらない保証はなく、廃炉に向けてかじを切るべきだ」と求めている。 原子力本部の高橋嘉秀エネルギー広報グループリーダーらと面会した同会の草薙順一事務局長ら9人は「安全対策に使う費用を廃炉費用に変えてほしい」「事故が起きなくても放射性廃棄物処理の見通しが立っていない」などと訴えた。
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