日本看護協会が募集した第4回「忘れられない看護エピソード」の審査結果が10日、発表され、看護職部門最優秀に愛媛県立新居浜病院の看護師、豊崎幸子さん(45)=新居浜市萩生=の「舞い降りたご主人」が選ばれた。県人の最優秀は3人目。 東京都内であった表彰式で、豊崎さんは「看護師になって25年。行き詰まることもあったが、作品に出てくる人から、これまでの看護でいいんだよと励まされた気がする」と喜んだ。 豊崎さんは今年初め、当時勤務していた県立中央病院での体験をつづった。手術前の女性の部屋を訪ねた時、ふと口から出た「癒やされグッズってありますか」という言葉。女性は、亡くなった夫のブレスレットを取り出して見せた。
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