愛媛県内のサラリーマンの平均預貯金額は447万3000円で1年半前より9万1000円増えたことが、愛媛銀行ひめぎん情報センター(松山市)が8日公表したアンケート結果で分かった。既婚者は3000円増だったが、未婚者で37万3000円と大幅アップした。 貯蓄の目的(複数回答)では2009年の同項目の調査開始以来初めて既婚・未婚者とも「老後に備えて」が5割を上回り、センターでは「社会保障に対する不安がみられる」としている。 調査は3月上旬、県内在住のサラリーマン1078人を対象に実施し、有効回答率46.4%。平均年齢は40.5歳だった。前回は12年11月に行った。 平均年収は前回比10万7000円増の448万5000円。毎月の小遣いも2000円増え、4万6000円だった。使い道(複数回答)では上位を「食事・喫茶」や「趣味・娯楽費」が占めた一方、「預貯金」を選んだ割合は09年以降最多の14.1%を記録している。
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