学識者らで構成する日本創成会議の人口減少問題検討分科会(座長・増田寛也元総務相)は8日、全国市区町村別の2040年推計人口を発表。分科会が「将来消滅する可能性が高い(消滅可能性都市)」と定義する10~40年の30年間で20~30代の女性人口が50%以上減るのは、県内20市町のうち65%の13市町に上った。全国の49.8%を15.2ポイントも上回り、愛媛のより深刻な状況が浮かび上がった。 分科会は国立社会保障・人口問題研究所(東京)のデータを基に、地方から都市への人口流出が現状のまま続くとの前提で、合計特殊出生率の95%を占める「20~30代の女性人口」の変化を全国1800市区町村別に算出。同人口が30年で半減以下だと、人口減により自治体運営が困難になるため、消滅の可能性があるとした。
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